2019-01

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「なんだかいやなところを押したね」

将棋マガジン1986年3月号、川口篤さん(河口俊彦六段・当時)の「対局日誌」より。  ある日の夕食休み、米長、青野、私の三人が地下の食堂で夕食をとろうと、エレベータに乗った。米長が行き先のボタンを押すと、B1のランプがついた。それに目をやっ...
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将棋が勝てなくなくなる演説

将棋マガジン1986年9月号、中原誠名人(当時)の「懸賞 次の一手」より。  生まれて初めて、選挙演説をしてしまいました。お世話になった某候補に頼まれまして。公示の日は、人も多勢、ロボットやら音楽やら鳩をとばしたりとなかなか派手なもんでした...
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「これまで大山は常に7割か8割の世論を敵に回して戦ってきた。敵というのは適切でないが、応援する者がすくなかったのである」

将棋マガジン1986年1月号、川口篤さん(河口俊彦六段・当時)の「対局日誌」より。  感想戦は観戦記用だから最初から順を追って行く。私には序盤中盤など興味がないから、その部分の感想を述べている間は席を外すことにしている。 (中略)  ころあ...
タイトル戦の食事

第68期王将戦第1局対局場「掛川城 二の丸茶室」

久保利明王将に渡辺明棋王が挑戦する王将戦、第1局は静岡県掛川市の「掛川城 二の丸茶室」で行われる。 →棋譜中継(毎日IDの登録が必要) →中継ブログ 「二の丸茶室」は、掛川城天守閣の西側にある2002年3月に完成された木造平屋建、一文字葺の...
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「棋士は、ほんのちょっとした気持ちの在り様のちがいで、好調になったり不調になったりするらしいのである」

将棋マガジン1986年1月号、川口篤さん(河口俊彦六段・当時)の「対局日誌」より。  今、将棋界で話題になっているのは、大山の好調、米長の不調であろう。3勝1敗と1勝4敗、一方は、どうしちゃったんだろう、である。巷間、降級3名ということで、...